ネイリストを志したきっかけを教えてください。
もともと趣味でネイルアートをしていたんですが、初めてネイルサロンに行ったとき、プロの技とセンスに感動して、これを一生の仕事にしようと決めました。スクールに通ってネイリスト検定を取得し、別のサロンに4年半ほど勤めた後、かねてから興味のあったブライダルネイルをやりたくて、Hatsuko Endoに転職しました。
Hatsuko Endoで働く魅力とは?
Hatsuko Endoは美容と婚礼を組み合わせたトータルプロデュースを行っているので、ネイル以外の知識や経験も得ることができるところが魅力です。特に玉川髙島屋S・C店はヘアサロン、ネイルサロン、エステティックサロンを併設した大型店舗。他業種の方と一緒に仕事をするなかで、日々刺激を受けています。また、親子でご利用されるお客様も多く、卒業式、成人式などのセレモニーに合わせたネイルも多く手がけます。夏休みにはお子さんのネイルを手がけることもありますね。初めてのネイルアートにはしゃぐ姿は、とても微笑ましいです。

仕事をするときに心がけていることはありますか?
カラーリングやパーマ、エステと同時進行でネイルケアをする方が多いので、美容師やエステティシャンとタイミングを合わせて、お互いスムーズに作業ができるように心がけています。また、ブライダルネイルの場合、衣裳やヘア&メイクとのバランスがとても大事なので、そのあたりをしっかりと考慮し、デザインをご提案するようにしています。万が一ストーンなどの飾りが取れたときのことを考え、スペアをお渡しするなどの心遣いも忘れないようにしています。
ネイリストの醍醐味とは?
お客様にネイルアートを気に入っていただけることが一番の喜びです。ネイルはドレスやヘア&メイクのようにその方の印象をがらりと変えるものではないですが、常にお客様自身の目につくパーツ。お気に入りのネイルだと気持ちも華やぎ、仕草も自然と美しくなると思うんです。また、ウェディングでは、指輪の交換をはじめ、ケーキ入刀やキャンドルサービスなどの重要な場面で目につくものなので、一生に一度の思い出づくりに携わっているという喜びがありますね。
新人の頃のエピソードを教えてください。
実は、ネイリストになりたての頃はお客様とお話しするのが苦手だったんです。会話に集中すると手が止まるし、かといって作業に集中すると無言になってしまうという状態で……。でも、先輩の仕事ぶりを見て真似をしたり、自分なりにマニュアルを作ったりして、徐々に克服していきました。今ではあの頃がうそのように、お客様との会話を楽しめています。

後進の指導にも意欲的に取り組んでいるそうですね。
月に3回ほど銀座の本社にある研修室でネイルの勉強会を開き、ケア、カラー、マッサージ、アートを教えています。ネイルを習いたいという人であれば社内の誰でも受けられるオープンな雰囲気でスタッフ同士の交流も深まるし、美容に関する情報交換もできるので、とてもいい制度だと思います。後輩に教えることによって学ぶことも多く、仕事のモチベーションアップにもつながります。
今後の目標を教えてください。
技術を絶えず磨き、トレンドをほどよく取り入れながら、自分らしいネイルデザインをお客様にご提供していきたいと思います。インスティテュートとしてはまだまだ半人前なので、これからは指導力も身につけて、後輩をしっかりと育てられるようになりたいです。

本間 世子 | Honma Seiko
職種: ネイリスト
所属: ハツコ エンドウ ビューティースタジオ & エステティック 玉川髙島屋S・C店
経歴: 短大卒業後、公務員、OLを経てネイリストとなり、2002年キャリア採用にて株式会社 遠藤波津子美容室入社。インスティテュートアシスタントディレクターとしても活動。