ドレスコーディネーターを志したきっかけを教えてください。
もともとはアパレル業で接客の仕事をしていましたが、自分自身のステップアップとしてブライダルの道に進むことにしました。一生に一度の佳き日、ブライダルは「究極の接客業」だと思ったのです。最初はブライダルチャペルでコンシェルジュとして働いていましたが、次第に大好きな洋服に携わりたいという想いが強くなり、ドレスコーディネーター職を募集していたHatsuko Endoの採用試験を受けることにしました。
Hatsuko Endoで働く魅力とは?
Hatsuko Endoは長い歴史もありますし、エステ、ヘア&メイク、新郎やご列席者の衣裳も含めてトータルビューティーを手がけているため、接客の幅広い知識と経験が得られる、ステップアップにはぴったりの職場です。実際に働いてみて驚いたのは、スタッフ間の仲のよさ。何か困ったことがあればすぐに相談できますし、互いにフォローしあえる関係です。ドレスの扱い方さえ分からなかった新人時代も上司がしっかりとサポートしてくれたので、安心して働くことができました。

お仕事をする際、心がけていることはありますか?
セルドレスはデザインを選んだ後、細かくサイズ直しをし、お客様にぴったりと合うドレスに仕立てます。一生手元に残るドレスですから、お客様の想いやこだわりも当然強くなります。お客様と密にコミュニケーションを図り、最もその方の美しさが際立つドレスや小物をおすすめすること、お客様が気づかないような微妙なサイズ感まで気を配ることが大切です。「宇田川さんにおすすめされたドレスにしてよかった」「サイズがぴったりで、当日自信を持って迎えられました」と笑顔で言っていただけると、とてもうれしいです。
ドレスコーディネーターの醍醐味とは?
ドレスだけでなく、アクセサリー、ヘアスタイル、ブーケ、新郎衣裳などを含めたトータルコーディネートがご提案できることです。もちろん、ドレスとアクセサリー以外は各分野のプロにお任せしますが、結婚式における最初の相談相手となるのがドレスコーディネーターなので、お客様の挙式スタイルや理想の花嫁像をしっかりと把握して、イメージを一緒に具現化していくことが求められます。責任重大ではありますが、お客様に頼りにされるぶん、やりがいも大きいです。また、VERA WANGの日本初の旗艦店ということで、全国からたくさんのお客様が足を運んでくださることも、やりがいにつながっています。

後進の指導にも意欲的に取り組んでいるそうですね。
私自身、先輩方にいろいろと相談にのってもらいながらここまでやってきたので、後輩にも何かあったらすぐに頼ってもらえるような先輩でありたいと思っています。接客のスタイルは人それぞれなので、後輩たちの個性を伸ばせるような指導ができるようになりたいです。
今後の目標を教えてください。
今年で勤続10年目。これまでお客様からいただいた結婚式のお写真や感謝のお手紙はすべて宝物として大切にとってあります。それらを見ると、ここまで頑張ってきてよかったなと本当に思いますし、幸せのお手伝いができるこの仕事に誇りを感じます。これからは、今まで経験してきたことすべてを後輩にしっかりと受け継いでいきながら、自分自身もドレスコーディネーターとしてさらにステップアップしていけるように努力していきたいと思います。

宇田川 博美 | Udagawa Hiromi
職種: ブライダル衣裳(ドレスコーディネーター)
所属: ヴェラ・ウォン ブライド銀座本店
経歴: アパレル接客、ブライダルチャペルリーダーを経て、2006年キャリア採用にて株式会社 ハツコ エンドウ ウェディングス入社。ハツコ エンドウ ウェディングス銀座店にて実績を積み、ス・ジュール・ラ、ヴェラ・ウォン ブライドにてセルドレス接客に携わる。